<高校野球宮崎大会:日南学園2-0日章学園>◇23日◇決勝◇サンマリンスタジアム

 日章学園が02年以来2度目の夏にあと1歩届かず敗れた。

 5回1死二塁から、遊撃手の一塁への悪送球で、二塁走者の生還を許すなど、この回、2点を失った。

 エースの井之上洸晟(3年)は敗れても9回を94球で投げきった。「点を取られてもみんなが必死で守ってくれていたので気持ちで投げました。疲れはありました。変化球が決まらなかった」。前日22日の準決勝から連投。20日の準々決勝から4日間で3試合27イニングを完投。

 「鼻の通りがよくなるので。見た目は何とも思っていません」と鼻の頭にテープを貼って力投を続けたが、疲れは隠せなかった。