<全国高校野球選手権:敦賀気比16-0坂出商>◇11日◇1回戦

 20年ぶりに出場した坂出商(香川)は敦賀気比(福井)に無念の大敗となった。

 エース金丸智哉(3年)が初回、敦賀気比打線につかまり4失点。5番の峯健太郎外野手(3年)には大会1号2ランを浴びてしまった。5回にも篠原涼内野手(2年)に2ランを浴び、5回8失点(自責7)で降板となった。「悔しかった。球が高めに浮いてしまって、甘い球は全てとらえられた」と時折声をつまらせながら話した。

 2番手石塚大貴投手(3年)も粘りきれず2回4失点。3番手を任された西口ひかる投手(2年)は、公式戦初マウンドも4失点で「準備はしてたけど、初めてのマウンドで緊張した。球威だけじゃ1つも通用しないことがわかった」。全国の高い壁にぶち当たり「絶対戻ってきて、先輩たちを超えたい」と前を向いた。