<高校野球・秋季関東大会:慶応9-6習志野>◇5日◇決勝◇神奈川・保土ケ谷

 習志野(千葉1位)は逆転負けで初優勝を逸した。疲労が残るエース山田翔太(2年)を温存。小林徹監督(46)は「いっぱい点を取らないと勝てない」と、好調な打者を上位に並べるなど打線を大幅に変えた。これが当たって、1回一挙5点の速攻。慶応を上回る毎回の16安打で6点を挙げた。だが、先発左腕の田中透(2年)らが打ち込まれ、逆転を許した。小林監督は「山田にこれ以上の負担はかけたくなかった。選手はよく頑張ったし、上出来です」。満足そうに大会を振り返った。