日本学生野球協会は4日、都内で審査室会議を開き、高校4件の処分を決めた。部員11人が万引や喫煙に関わった明野(三重)は、4月下旬まで3カ月の対外試合禁止となった。今月に入って、昨年7月の集団暴行が明るみに出た一関学院(岩手)からは、県高野連に報告書が届いておらず、今回は審査対象とならなかった。日本高野連常任理事で審議委員長の西岡宏堂氏は「報告書の中身を見て、春の出場を止めないと、という場合は臨時の審査室を開かないといけない」と話し、報告書次第では、次回審査室会議が開催される4月14日までには何らかの処分が下される見通しとなった。

 対外試合禁止処分を受けた高校は以下の通り。▽東海大翔洋(静岡)1月26日~2月25日=部員の部内暴力▽明野(三重)1月24日~4月23日=部員の喫煙、万引▽弘前実(青森)2月9日~3月8日=上級生部員の行き過ぎた部内指導▽三島(静岡)1月31日~2月27日=部員の部内暴力。