<高校野球広島大会:瀬戸内7-4広島商◇22日◇4回戦◇尾道市びんご運動公園野球場

 瀬戸内の山岡泰輔投手(2年)が広島商の大砲・竹田を抑え、チームを5年ぶりの8強に導いた。最速141キロのキレのある直球で真っ向勝負。8回無死2塁から見逃しの三振を奪うなど、安打を許さなかった。「竹田さんだけは塁に出したくないと思いました。真っすぐで押していきました」。公式戦で初完投したこともあり満面の笑み。広島工、高陽東、呉昭和で監督を務めて、甲子園で通算12勝している小川成海監督(61)は「山岡で負けたら仕方ないと思っていた」と好投を労っていた。