<高校野球熊本大会:城北7-4多良木>◇18日◇4回戦◇藤崎台

 城北は、善対策がばっちりはまり2年ぶり8強入り。熊本最強右腕を倒し、6年ぶりの夏が見えてきた。2度追いつかれたが9回、1死満塁から安達勇輝(3年)の中飛で代走の三塁走者内野賢成(3年)が判断よくタッチアップし、勢いよくヘッドスライディングで決勝の本塁に生還。続く安達麗(れい)内野手(3年)が右中間へ2点適時二塁打を放ち一気に突き放した。末次敬典監督(63)は「9回は予想外。でも、練習通りの対策を忠実にやってくれました」とほめた。135キロの直球を通常より1メートル前で打たせ、善の登板した映像を見て監督とナインが対策を話し合った。組み合わせが決まった時から4回戦で当たることを想定した準備が実った。