<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇6日◇フェスティバルホール

 角館は秋田大会を制した先行逃げ切りの戦いを、甲子園でも貫く。八頭との公立校対決。同じ日本海に面していても、鳥取のチームで「何も分からない」と、千葉天馬主将(3年)は苦笑したが「まず先制点。つないで点を取って、守備は粘り強く」と前を向いた。

 第6日(14日)の第4試合。2回戦からの出陣で、7月23日の秋田大会決勝から約3週間空く。今後の調整が鍵を握りそうだ。湯沢淳監督(39)は「試合から離れるので、ゲーム形式の練習をしたい」と対策を口にした。右腕エース相馬和輝(3年)も「本番まで時間があるので、しっかりベストコンディションに持っていきたい」と士気を高めていた。

 第4試合でナイターの可能性もあるが「自分たちの野球をやれば勝てる」と千葉主将。春、夏通じて初めての甲子園で、記念すべき1勝がカクテル光線に照らされるかもしれない。