<センバツ高校野球:長野日大7-8千葉経大付>◇1日◇準々決勝

 長野日大(長野)が7点差を追いつく驚異的な粘りを見せながら延長11回に力尽きた。この回2死一、二塁のピンチで上村圭佑投手(3年)が投じた177球目が右前打となり、サヨナラ負けした。3回までに7点を失ったが、4回からは変化球中心の投球に切りかえて追加点を許さず、味方の猛追撃を呼んでいた。上村は「延長になってから、気持ちで負けたくないとまっすぐ中心で向かっていった。(サヨナラ打は)まっすぐが甘く入った」と悔やんだ。中原英孝監督(62)は「負けたのは悔しい。でも、追いついたみんなの粘りはほめてやりたい。うちの野球ができましたから」と話した。