<高校野球東愛知大会:桜丘6-0横須賀>◇5日◇1回戦

 高校野球東・西愛知大会1回戦29試合が5日、各球場で行われ、プロ注目の右腕・中川大志投手(3年)を擁する桜丘は刈谷球場で好投手・福谷浩司投手(3年)を擁する横須賀と対戦した。中川は4番を務めるバットでは4打数1安打に終わったが、投げては3安打完封で14奪三振。チームは6-0と完勝した。

 ネット裏に詰め掛けた地元・中日などセ、パ8球団のスカウトに“ピッチャー・中川”が能力の高さを証明した。序盤から最速143キロの直球を軸とした強気の投球で、三振の山を築いた。終わってみれば4回を除く毎回の14奪三振。「冷静なピッチングが出来た」と笑顔で振り返った。

 打つ方では「力んでしまった」と4打数1安打。本来の打撃は出来なかったが「全打席本塁打を狙っている。これからも(投打)両方で活躍したい」と強気に話した。高校通算30本塁打のスラッガーは打って投げてのフル回転で初めての甲子園を目指す。