<全国高校野球選手権:報徳学園7-3鹿児島実>◇13日◇3回戦

 報徳学園(東兵庫)は7-3で鹿児島実(鹿児島)をかわし27年ぶりベスト8入りを果たした。

 笑顔はなかった。最後の打者を三振で締めても、近田怜王(3年)はガッツポーズも途中でやめた。「ホームランがすぐに浮かんで」と、9回1死からの被弾を悔やんだ。それでも鹿児島実の強力打線を散発7安打3失点に抑えた。「ここまでみんなに迷惑をかけた。きょうこそみんなのためになりたかった」。今大会初のお立ち台で、胸を張った。