夏の甲子園を目指す北北海道の空知地区組み合わせ抽選会が16日、岩見沢東高で行われた。砂川が現校名となって初の北大会出場を目指す。同校は砂川北と砂川南が04年に統合し発足。04年春から05年夏までは「砂川北・砂川」連合チームで活動し、05年夏は北大会に出場した。05年秋から現校名で出場しているが、地区敗退が続いてる

 砂川は今春、空知地区代表決定戦に進出し、この日の組み合わせは第2シード、春季地区代表の駒大岩見沢とは別ブロックとなった。高草木穣(たかくさき・ゆたか)監督(41)は「シードも組み合わせも、関係ないですよ。1戦1戦勝っていくだけ」と淡々と話した。

 現校名になって4度目の夏。高草木監督は手ごたえを感じている。春季地区4回戦で岩見沢農に5-3で勝利。「うちらしい試合、競り勝った」と話す。試合でのモットーは「自分たちから崩れるな」。粘りと我慢の野球で小さなチャンスを見逃さない。166センチ右腕エース佐藤明義(3年)は1年秋からほとんどの試合に登板し、経験は豊富だ。今年3月には広島遠征で強豪の広陵などと練習試合13試合をこなした。渡辺真宣主将(3年)は「走塁、気持ち、多くのことを学んだ」と収穫を語る。北大会は通過点。チームの目標は甲子園1勝だ。【中尾猛】