<高校野球茨城大会>◇28日◇準決勝

 常総学院が土浦日大を5-2で破った。今大会初先発の小熊陽太郎投手(3年)が、公式戦初完投でチームを決勝に導いた。9回を3安打2失点(自責点0)。リリーフが中心だっただけに、エースの底力を発揮した。「明日のことを考えて省エネでやりました」と、決勝を見すえた。高2から投手に転向し、当初は打撃投手レベルだったが急成長。木内幸男監督(78)も「小熊は本物だったんですね」と驚きを隠せず、自身初の4連覇へ向けてうれしい誤算だったようだ。