<高校野球岡山大会>◇29日◇決勝

 エースで4番の岡大海(ひろみ=3年)の活躍で、倉敷商が玉島商に10-1と大勝し、2年連続の甲子園出場をつかんだ。岡は3回1死一、二塁からに中越えの先制二塁打を放つなど、3安打3打点。投げても先発と抑えの2役をこなして計6回を1点に抑え「先輩が達成できなかった優勝を目指す」と意気込んだ。森光淳郎監督(39)は、6点リードを逆転されて負けた昨夏の甲子園3回戦・常葉学園菊川(静岡)戦に触れ「守りの野球で日本一を目指す」と話した。

 ◆倉敷商

 1912年(明45)創立の県立高。商業科、情報処理科、国際経済科がある。生徒数830人(うち女子519人)。野球部の創部は31年で、部員数は83人。甲子園は夏は8度目、春は2度。主なOBは元日本代表監督の星野仙一氏。所在地は倉敷市白楽町545。松田寿雄校長。