<高校野球西東京大会>◇18日◇4回戦

 試合を優位に進めた明大中野八王子だが、3-4で佼成学園に逆転負けした。1回に3番橋本剛捕手(3年)のソロ本塁打で先制し、3回には連続押し出しで2点を追加した。7回、先発した左腕古屋吉浩投手(3年)が1点を奪われると、すかさず右下手の関優汰投手(3年)にスイッチ。継投で逃げ切りを図ったが、逆転を許した。

 主将の橋本は「満足してます。古屋は5回くらいから球が浮き始めた。関は外のスライダーが持ち味。(相手の4番)水井君に打たれたけど、打ち取った当たりだったので悔いはない」と涙を見せずに話した。

 同校を00、05年の2度、西東京準優勝に導いた石田高志監督(46)は今年も悲願達成ならず。「残念。後半の攻撃がいまひとつでもう1点が取れなかった」と唇をかんだ。自身の母校である千葉・八千代東は昨夏甲子園に初出場した。「頑張ります。来年こそは」と前を向いて話した。