<高校野球西東京大会>◇20日◇5回戦

 昨夏の準優勝校・日大二の雪辱はならなかった。昨年の決勝で2-19と大敗した兄弟校の日大三に、0-10で6回コールド負けした。1点を追う3回、1死三塁で、及川裕己外野手(3年)が初球スクイズを打ち上げて失敗し、併殺に。1回にも犠打をミスしており、田中吉樹監督(52)も「流れを変えたかった。相手が(日大)三高さんということで意識しちゃったのかな」と悔やんだ。

 毎年11月に行う定期戦が昨秋はなく、この日が夏の決勝以来、1年ぶりの対戦だった。「去年に比べてチーム力は下がった」(田中監督)という中、ベンチ外の3年生部員が相手チームの偵察をするなど、チーム一丸で勝利を目指した。高い壁を乗り越えることはできなかったが、同監督は「また秋にリベンジしますよ」と、新チームでの雪辱を誓った。