<高校野球神奈川大会>◇21日◇4回戦

 海老名が、93年以来17年ぶり2度目の4回戦突破を果たした。原動力は左腕エース岩崎圭祐投手(3年)の力投だった。タテのカーブとスライダーを駆使し、ベースの両角を丁寧に突き、7回までは3安打無失点。8回に1点を失い、2回戦・相模大野戦以来、今大会2度目の完封こそ逃したものの、堂々の5安打2四球6奪三振、1失点完投勝利だ。稲本祥悟部長(28)は「私が赴任して3年なんですが、16強進出は記憶にないです。追加点を取ってやりたかったのですが、岩崎におんぶにだっこ、助けられました」と最敬礼だった。次戦は24日・桐蔭学園戦。岩崎は「普段から中2日の調整をしているので、問題ないです。この仲間と1試合でも多く野球がやりたいんです。チームの勝利のために、頑張ります」と笑顔で話した。