仙台育英(宮城)のエースは、県庁舎でも大胆不敵だった。

 宮城大会を制した仙台育英ナインが29日、村井嘉浩宮城県知事(49)を表敬訪問した。

 厳粛な雰囲気を和ませたのは、やはり木村謙吾(3年)。1年夏に甲子園のマウンドを経験しているとあって、衝撃発言で全国のライバルに宣戦布告した。「甲子園の印象ですか?…え~と…庭です!」。

 26日の決勝(対気仙沼向洋)では28-1の大勝で、2年ぶり22度目の甲子園切符を獲得した。だが目標はその先にある。エースは「『日本一』を目標にしているんだから、宮城で優勝するのは当たり前です」。

 チームは31日に大阪入りする予定で、8月4日に組み合わせ抽選会、7日の開幕に備える。