カンビンこと菅敏(すが・さとし)です。今年も再度米国に戻って参りました。大谷翔平選手らのパワー全開、スマイル満開の姿をファインダー越しに見られる幸せをかみしめつつ、このコラムでは、クスッと笑える写真や、旅で起こる楽しいエピソードなどもご紹介します。
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9月8日、本拠地ロッキーズ戦の6回裏、ベンチでの大谷翔平さんとデーブ・ロバーツ監督のやりとりには、思わず笑ってしまいました。6回の打者アンディ・パペスの場面。一塁走者の金慧成選手が二塁盗塁を試みた際、投手が暴投して捕手が捕り損ねます。その瞬間、大谷さんは金選手の進塁に大喜びで叫び出しました。すると隣にいたロバーツ監督が、「落ち着け」とばかりにわざと怒った表情。大谷さんも苦笑いで手を上げて謝ります。
確かに、大谷さんの声はよく通ります。カメラ席にいても響いてきますし、春季キャンプのアリゾナでは、室内練習場での大きな笑い声が、遠く離れた駐車場まで聞こえてくることもあるほどです。監督もきっと驚いたに違いありません。シャッターを押しながら、私もついクスッとさせられました。プレーオフ進出、地区優勝、そしてその先の優勝へと、一戦も落とせない日々。球場は緊張感と熱気に包まれています。そんな中でも垣間見える大谷さんと監督のやりとりに、和やかな空気を感じました。
ちなみに、このプレーは、相手捕手のパスボールの前に金選手がスタートしていたため、記録は「二塁盗塁」。大谷さんが思わず声をあげて喜んでしまったのも無理はありませんね。【カメラマン・菅敏】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「カンビンの観たい!撮りたい!伝えたい!」)





