5月に最も活躍した打者がカージナルスのポール・ゴールドシュミット一塁手だ。現在34歳のゴールドシュミットはこれまでも6回のオールスター選出、共に4回のシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞に輝く実績を誇るが、今シーズンこのまま好調を維持すれば、さらなる栄光と収入を得ることになりそうである。

5月31日のパドレス戦でゴールドシュミットは1打点を挙げる2塁打を放ったことで連続安打を36試合とした。さらに翌日のパドレス戦でも1安打し、記録を伸ばしている。

5月終了時点でゴールドシュミットは打率が3割5分2厘、64安打、長打率0.626、出塁率と長打率を足し合わせたOPSの1.049で、いずれもナ・リーグでトップだった。特に5月は打率4割4厘、10本塁打、33打点、長打率0.817、OPS1.288と驚異的な活躍ぶりである。

ゴールドシュミットが2019年にカージナルスと結んだ5年1億3000万ドルの契約は、一塁手としては2番目、MLB全体で19番目に高額なものだ。さらにインセンティブ条項が設けられているため、基本の2600万ドルに加え最大200万ドルを追加できるのだという。

報じられているところでは、7回目のオールスター選出で25万ドル、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞にはそれぞれ5万ドルのボーナスが設定されているとのことだ。ちなみに現在383回の守備機会でエラーを1回もしておらずゴールドグラブ賞も十分に狙える。

さらに大きな収入アップの機会となるのがMVPだ。ゴールドシュミットはこれまでMVPを受賞したことがないが、契約では大きなインセンティブ条項が設けられている。受賞すれば150万ドル、2位で100万ドル、3位で50万ドル、4位か5位で25万ドル、6位から10位で10万ドルのボーナスが支払われるのだ。それほどMVPは大きな賞なのである。

ではMVP受賞の可能性はどうか。5月末の時点でスポーツベッティング、スポーツ賭博におけるMVPを対象としたオッズでは、ゴールドシュミットはパドレスのマニー・マチャド内野手、ドジャースのムーキー・ベッツ外野手に次いで3位となっている。

ゴールドシュミットがどれほどインセンティブを積み上げることができるか。6月以降の活躍にも注目である。