DeNAからポスティング制度でメジャー移籍を目指していた筒香嘉智外野手(28)が16日(日本時間17日)、レイズに入団することが決まった。球団側が正式に発表した。

現在渡米中の筒香は、DeNAを通してコメントを発表し、ファンへの思いを込めた。「このたび、私、筒香嘉智はタンパベイ・レイズにお世話になることになりました。横浜DeNAベイスターズで育ててもらった10年間の成果をメジャーリーグで発揮できるよう、精いっぱいがんばります。2020年の横浜DeNAベイスターズと、タンパベイ・レイズが互いに成果のあるシーズンであることを願っております!」(原文)。

契約内容は2年総額1200万ドル(約13億2000万円)で、米メディアなどによると1年目の年俸が500万ドル(約5億5000万円)で2年目が700万ドル(約7億7000万円)。DeNAには譲渡金として20%の240万ドル(約2億6400万円)が支払われる。背番号は、DeNA時代と同じ「25」に決定した。17日(同18日)に本拠地トロピカーナフィールドで記者会見が行われる。

6日に渡米した筒香は、ロサンゼルス郊外でトレーニングをしながら、レンジャーズなど複数球団と直接交渉を行った結果、最終的にレイズ入りを決断した。前日15日にはタンパに入り、この日、同地でフィジカルチェックを受け、正式入団が決まった。

なお、レイズの来春キャンプは、フロリダ州ポートシャーロットの施設でバッテリー組が2月12日、野手組は16日の集合日からスタートする。(タンパ=四竈衛)