「4番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、メジャー初のサヨナラ打を放った。

5-5で迎えた延長11回の第6打席、1死二塁からアストロズ6番手の左腕レイリーと対戦。フルカウントから6球目のスライダーを捉え、右前へ運んだ。メジャー初のサヨナラ打。「うれしいですし、あんまりみんなくっつかないようにというか、そういう感じでやっているので。普通のシーズンで打ってみたかったなというのはあります」。新型コロナウイルスの感染予防でチームメートとの接触が難しい状況でもあるため、控えめに喜んだ。

第1打席は四球で出塁したが、その後は凡退。左飛、空振り三振、左飛、一ゴロで見せ場がなかったが、延長戦の土壇場で4番の仕事を果たした。

試合前の時点で左腕に対して打率1割4分3厘と分が悪かったが、その左腕からサヨナラ打。一塁ベース上では手をたたいて喜び、劇的な形で試合を締めくくった。

▼大谷が延長11回にサヨナラ安打。大谷のサヨナラ安打は日本ハム時代の15年8月8日楽天戦に次いで2本目。メジャーで日本人選手のサヨナラ安打は14年7月24日青木(ロイヤルズ)がインディアンス戦で記録して以来10人、26本目。最多は松井秀喜の6本。