野球の東京五輪・米大陸予選が5月31日(日本時間6月1日)、米フロリダ州で開幕した。グループAはドミニカ共和国と米国、グループBはベネズエラとカナダが白星発進した。

グループA初戦のドミニカ共和国-プエルトリコはドミニカ共和国が5-2で勝利。先発した元中日のラウル・バルデス(43)が7回3安打2失点と好投し、打線も元ブレーブスのエミリオ・ボニファシオ内野手(36)らが適時打を記録した。

ニカラグア-米国では、米国が7-1で勝利。若手左腕マット・リベラトーレ(21)が5回1失点と好投し、2番手で登板した元オリックスのブランドン・ディクソン投手(36)は2回無失点、無四球3奪三振と完璧に抑えた。

グループBの初戦となったキューバ-ベネズエラはベネズエラが6-5で勝利。キューバはソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(34)が「4番DH」で出場し4打数1安打を記録したが、9回の打席でスイング後に左肩を故障し負傷交代。フェラー監督によると、復帰時期は現時点では未定だという。

同僚のリバン・モイネロ投手(25)は7回途中から登板し、レンジャーズ時代にダルビッシュとバッテリーを組んでいたロビンソン・チリーノス捕手(36)にソロを浴びて1回2/3を1安打1失点、2四球2三振だった。

カナダ-コロンビアはカナダが7-0で完封勝利した。

米大陸予選は8チームが参加し、1位通過チームが五輪出場権を獲得。2、3位チームは大陸間予選に回る。グループAは米国、ドミニカ共和国、プエルトリコ、ニカラグア。グループBはキューバ、ベネズエラ、カナダ、コロンビアで争われ、各グループの上位2チームが決勝ラウンドに進出し最終順位を決める。