「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、第3打席でプロ最多となる23号本塁打を放った。

2点ビハインドの5回1死二塁、右腕マイズの低めスライダーを捉え、中越えに運んだ。打球速度103・5マイル(約166・6キロ)、飛距離は414フィート(約126メートル)。今季2度目の3戦連発をマークし、本塁打数でブルージェイズ・ゲレロと並んでメジャートップタイとなった。

この日は父の日で、第1打席と第2打席で水色のバット、手袋、スパイクを着用して登場。1回1死の第1打席はカウント2-2から4球ファウルで粘ったが、9球目に94・8マイル(約153キロ)の内角高め直球を空振りし、三振に倒れた。

第2打席は1点ビハインドの3回無死一、三塁、全球高めの直球で攻められ、3球三振を喫した。マイズから2打席連続で空振り三振を喫したが、3打席目できっちり借りを返した。

第4打席は3番手の左腕ソトと対戦し、空振り三振に倒れた。

2点を追う延長10回2死二塁の第5打席は四球で出塁。この日は4打数1安打2打点も、チームはタイブレーク制の延長戦で敗れ、連勝は3で止まった。

6戦6発で打撃絶好調だが、大谷は「最初の2打席、内容的にはあまりよくなかったので、そういう打ち取られる打席をもっといい打席にできれば、もっと調子が上がると思います」と気を引き締めた。また、父の日での本塁打については「特に、それで(アプローチを)変えるということはないので、毎日同じようにゲームに入って、毎日同じように、打席に向かっていけたらいいなと思ってます」と話した。