46本塁打でシーズン最終戦を終えたエンゼルス大谷翔平投手(27)は、試合終了直後にエンゼルスの赤いパーカー姿でマウンド付近へと向かい、チームメートとハイタッチやハグを交わした。

クローザーのR・イグレシアス、何度もバッテリーを組んだスズキ、さらにはマドン監督ら首脳陣とシーズン最後の瞬間を分かち合い、救援陣がブルペンからベンチへ戻ってくると、小走りで向かい、再びハグやハイタッチを交わした。

試合後はテレビ中継のインタビューに応えた。

-チームは勝利し、自身の本塁打で締めくくった。戦い終えた気持ちは

長かったですけど、何とか無事に終えられて良かったです

-二刀流として、わずかに欠場は4試合。158試合の出場はかなり大変な数字だったと思う

大きい離脱もなく終えられたのが一番良かった。ポストシーズンに行けなかったですけど、また来年そこを目指して頑張りたいと思います。

-さまざまな記録を達成してきたが、バッティングとピッチング、それぞれのどう評価するか

残った成績は残った成績で、見つめなおして。すごい成長できた1年だったと思うので、また来年に向けて改善するところは改善して、いいシーズンにしたいと思います

-今シーズンは(試合出場の)制限もなくなる中で疲れやプレッシャーを感じる時期は

離脱者も多かったので、自分自身がまず離脱しないように、体調管理をしっかり含めて、1年間通してやり切りたいなとは思ってました。

-来年はポストシーズンという目標もある。今季の経験をどう生かしていきたいか

4年間行ってないので、その雰囲気を味わいたいなという気持ちが率直な気持ちですし、そこからワールドシリーズに向けて10月を過ごしたいという気持ちかなと思います

-たくさんの日本人ファンが応援していた

1年間応援ありがとうございました。ポストシーズンに行けなかったので残念な気持ちはありますけど、来年に向けて期待に応えられるように頑張りたいと思います。

大谷はシーズン最終戦に「1番DH」で先発。第1打席で11試合ぶりとなる46号本塁打を放つなど、3打数1安打、1打点、2四球、2三振だった。

今季は打者として155試合に出場し、打率2割5分7厘、46本塁打、100打点、26盗塁。投手としては23試合に先発し、9勝2敗、防御率3・18。投打二刀流でシーズンを完走した。