エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが19日(日本時間20日)、大谷翔平投手(28)のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)出場を容認する考えを明かした。敵地でのタイガース戦の試合前、取材に応じたもので「彼が望むことであれば、我々はサポートしたい」と、全面的に協力する姿勢を強調した。大谷自身もこれまでに前向きな姿勢を見せてきたほか、12日にエンゼルス戦を視察した侍ジャパンの栗山英樹監督(61)と大谷が話し合いを行うなど、大谷の出場への障害はほぼなくなった。

第5回WBCには、これまでにマイク・トラウト外野手(31)が米国代表のキャプテンとして出場意思を表明したほか、すでにブライス・ハーパー外野手(29=フィリーズ)ら有力選手が続々と名乗りを上げるなど、これまで以上に注目度はアップしてきた。

同GMは、大谷が開幕前の3月に「二刀流」でプレーするリスクについても、大谷自身と話していることを明かし、「確かに彼はスペシャルな選手だし、いろいろなことを話している」と説明。WBCの開催意義を「球界にとってグレートなこと。多くの才能を見られることは、メジャーリーグのレベルのためだけでなく、世界中のためにすばらしいこと」と話し、球団としてもバックアップする姿勢を示した。