インフルエンザで調整が遅れたソフトバンク松坂大輔投手(34)が29日、ブルペン投球を再開した。西戸崎合宿所でブルペン入りし、18球の立ち投げ。その後、捕手を座らせて41球を投げ込んだ。

 前回登板した17日のロッテとのオープン戦以来、12日ぶりのマウンド。「肩の緩みがなくなったので入りました。体調は問題ない。ただ、今日はまだブルペンに入っただけ」と内容には納得していない様子だったが、斉藤リハビリ担当兼ファーム巡回コーチは「久しぶりに投げた割にはよかったと思う」と明かした。

 松坂は今後については「その日の状態を見ながら。先のことより、目の前のことです」と話すにとどめたが、さらに数度のブルペン投球を重ねて2軍に合流する予定。早ければ4月3日からのウエスタン・リーグ阪神3連戦(鳴尾浜)で実戦復帰することになりそうだ。