中日ドラフト育成5位の八戸学院光星・呉屋開斗投手(18)が19日、八戸市内のホテルで仮契約を結んだ。支度金200万円、年俸300万円(いずれも推定)。中日の石井昭男チーフスカウト、山本将道スカウトが出席。母知江好さん(47)が兵庫・尼崎市から駆けつけ、同席した。入団発表は12月11日。

 仮契約をすませた呉屋は「プロ野球選手になるんだという実感がやっと湧いた」と笑顔をみせた。甲子園のマウンドを3度経験した左腕は、現在もランニングやトレーニングに励む。「体を大きくし、投球フォームを安定させて入団に備えたい」と張り切る。

 石井チーフスカウトは「プロに入ったら、聞く前に見て自分で学ぶこと」と呉屋にアドバイス。知江好さんは「頑張って。ケガにだけは気をつけて」と言葉を掛けた。呉屋は「早く1軍に上がって、お世話になった人たちに恩返しをしたい」と闘志をみせた。【北村宏平】