DeNAのドラフト8位進藤拓也投手(24=JR東日本)が運気を味方につけてのし上がる。

 6日、横須賀市の青星寮に入寮。年末年始は地元・秋田に帰郷していたが「野球のこと以外、考えられなかった」と待ちに待ったプロ生活をスタートする。年明けには初詣おみくじを引き「大吉でした」と笑顔。「『すべてうまくいく』と書いてあった。財布にいれておきます」と、幸運をたぐり寄せる。

 ラッキーアイテムも忘れなかった。この日、持ち込んだのは抱き枕だった。「睡眠が大事なので。もう3代目くらいですね」と寝るときは離さない。確かにこの1年追い風が吹いている。昨年5月に上投げから、スリークオーターに変更。最速こそ153キロから148キロに下がったものの、制球と変化球のキレがアップし、ドラフト指名を受けてプロへの道が切り開けた。

 身長184センチというサイズも魅力的。「フォームを変えてからまだ手探りの状態だけど、確実なリリースポイントをつかんでいきたい」と伸びしろ十分の大器が、プロ第1歩目を踏み入れた。