前巨人監督の原辰徳氏(58)が10日、客員教授を務める千葉・勝浦市の国際武道大で特別講義を開催した。

 約300人の学生を前に09年WBCで日本代表監督としてダルビッシュを準決勝から守護神に配置転換して世界一に導いた経験などを語り「勝負事は生きているから決め込んではいけない。勝つために流動的に成長することは決して恥ずかしいことではない」と説いた。講義後には取材にも応じ、巨人菅野に「智之も、もう少し一本立ちして本当の意味でのエースにね。本人も物足りないでしょう」と期待した。今オフは菅野がハワイ自主トレの期間が長く、話す機会が少ないと言い「今の選手はずっと練習している。なかなか伯父になれない」と苦笑いしていた。