中日荒木雅博内野手(39)が「日本生命セ・パ交流戦」の楽天2回戦(ナゴヤドーム)の4回に右前打を放ち、プロ野球48人目の通算2000安打に到達した。

 荒木と「アライバ」と称される鉄壁の二遊間を組んだ巨人井端弘和内野守備走塁コーチ(42)が、祝福の言葉を贈った。オリックス2回戦(東京ドーム)後に「順調に達成出来て良かった。これからも2001、2002本と積み上げてくれればいい。(止めたバットで大台達成で)ヒットはヒット。そう思ってやってこないとたどり着かない数字。いいヒットも悪いヒットもない」と、たたえた。

 荒木二塁、井端遊撃が、一時的に逆になったこともある。そろって6年連続ゴールデングラブ賞を獲得した球界屈指の二遊間だった。打順でも1、2番コンビを組み、優勝4度の原動力になった。07年には日本一にも輝いた。

 荒木の長所を問うと、同コーチは「守備範囲でしょ」と即答した。脚力だけではなく、打者の動きを研究し尽くす。利き目まで観察し「打つ前に動く」という1歩目を生んだ。