プロ注目の奈良学園大・宮本丈内野手(4年=履正社)が8月に行われるユニバーシアード競技大会へ意気込んだ。自身初の日本代表、海外に行くのも初めてで「全部初めてです」と初々しく話した。

 主将として挑んだ今春のリーグ戦では3度目の首位打者を獲得。「今までで一番打った」と主将のプレッシャーを力に変えた。現在通算97安打で、近畿学生野球連盟記録の113安打も見えてきた。

 今春は和歌山大に敗れ、15季連続だった優勝を逃した。「自分だけ頑張っても駄目。野球はみんなでやるものだと痛感しました」。出場を逃した全日本大学野球選手権は、コーチらととも自腹で観戦に訪れた。「うらやましいなと思いました。上武大や福井工大、スタンドも1つになって、そういうチームが強いな、今のこのチームにはないなと思いました」。全国の舞台に立つライバルたちを、悔しさとともに目に焼き付けた。

 卒業後の志望進路は「プロ1本」。まずは8月に待つユニバーシアードの舞台でアピールする。「試合に出て活躍したい。関西でも出来るというところを見せたい」とリーグV奪回、目標のプロに向けて、世界で活躍する姿を見せる。