巨人田口麗斗投手(21)が、8回2失点の粘りの投球で8勝目(2敗)を手中にした。勝利数は同僚の菅野に並び、セ・リーグ1位タイ。防御率は2・09でリーグ単独1位を守った。

 失点は4回、ヤクルト山田に浴びた13号2ランだけ。低めにスライダー、チェンジアップを散らす真骨頂の投球で、散発5安打にまとめた。試合時間は2時間19分。リズムのよい投球で打線に好循環をもたらし、6、7回の逆転劇を呼び込んだ。

 「何とか勝つぞという気持ちで挑みました。2点を取られましたが、野手の方が助けてくれた。それに応えられたのがよかったです」と振り返った。