前半戦での死球ゼロは5年目で初。今季は右打者には外、左打者へは内のスライダーとカットボールを完全に制御している。チームは5位での折り返しも「僕は、まだ巻き返せると信じています」と強調。リーグ戦再開後も、冷静かつ情熱的な投球でチームを引っ張り上げる。【松本岳志】

 ▼菅野がハーラー単独トップの9勝目。今季のヤクルト戦は3戦3勝で、24回を投げてバレンティンのソロ本塁打による1失点だけ。ヤクルト戦は適時安打をまだ許していない。菅野が前半戦で9勝は14年に並び最多となり、ハーラートップで折り返しも14年に次いで2度目。14年は前田(広島)と井納(DeNA)も9勝で、単独トップで前半戦終了ならば初めてだ。菅野は昨年まで前半戦が通算30勝16敗に対し、後半戦は14勝12敗。後半戦は14年から3年連続で3勝止まり。今年は何勝できるか。