トリプル「25」から3年連続トリプルスリーを目指す。ヤクルト山田哲人内野手が16日、25歳の誕生日を迎えた。用意されたケーキのろうそくの火を吹き消すと力強く意気込みを話した。「トリプルスリーは最終目標。まだまだ諦めない。1戦1戦必死にやる」。前半戦は打率2割2分8厘、13本塁打、11盗塁と不振に苦しんだ。

 まずは打率を「25」へと乗せる。近い目標を「1週間でヒットを8本打つ。細かく刻んで設定したい」とした。週6試合で8安打は1試合に1本以上のペース。仮に1試合で4打席回ってくるとすれば2割5分以上の打率が求められる。

 本塁打も、盗塁数も倍増させる。「1日1日必死にやりたい」と7月に入り打撃フォームは復調気配。打球に角度がついてきたと話し、安打が増えれば1発も増加する。盗塁数に関しても「なるべくいいところで走りたい」と意気込み、チームの得点に結びつく場面で積極的にしかけていく。

 今日17日のDeNA戦に向けた練習を終えた後は、ファンから両手いっぱいにプレゼントをもらった。「シーズンはまだ半分。ここから頑張ります。25になったし、流れも変わるでしょう」。チームの期待とファンの期待を背負って、25歳の主砲が年齢以上の数字を残す。【島根純】