阪神の新外国人ジェイソン・ロジャース内野手(29=パイレーツ3A)がヤクルト13回戦(神宮)で、2打席連発。11得点大勝に導いた。1点リードの4回に左翼へ来日1号2ランを放つと、6回にも中越えの2ラン。7回にも適時打を運び、3安打5打点と大暴れした。

 ロジャースが1試合2本塁打、5打点の活躍。阪神選手のマルチ本塁打は、4月9日巨人戦の北條2本以来今季2度目。阪神に途中入団した外国人選手の1試合複数本塁打は、ブラゼルが09年8月26日横浜戦で2本塁打して以来。もっともブラゼルは、前年08年は西武に在籍。阪神に途中入団し日本球界デビューした外国人に限れば、1試合マルチ本塁打&5打点以上とも、80年10月15日中日戦でのボウクレア2本塁打5打点以来、37年ぶりだ。

 また、NPB他球団を経ずに阪神へシーズン途中に入団した80年以降の外国人のうち、入団年の最多本塁打は8本(80年ボウクレア、88年ジョーンズ、96年マース)。来日した次の年も在籍したのは01~02年エバンスのみ。ほぼ全員がその年限りで退団する不成績に終わっており、ロジャースが活躍すれば異例の成功例となる。