中日の連敗が今季初の「7」に伸びた。0-2から7回に追いつき延長へ。10回、田島が福留に決勝2ランを浴びた。

 田島は9回を抑え、その裏の攻撃で3年ぶりに打席に立った。“勝負手”の守護神続投だったが、2イニング目につかまった。右腕は「長打は避けないといけない場面。1点勝負で、違う選択肢もあった」とカウント2-0からのストライク投球を悔やんだ。

 それでも光明は見え始めた。マツダスタジアム、神宮では投手陣が大量失点を重ね、ロースコアの試合ができなかった。投打でミスはあったが、久しぶりの「守り合い」で緊張感のある展開になった。森監督は「10回までは、それなりにうまくいっていたと思う。いろいろ作戦はあったけど、それができなかった。俺のミス、俺の采配(のせい)と思われても仕方ないこと」と紙一重の勝負を振り返った。【柏原誠】