阪神がヤクルトに快勝した。メッセンジャーがチーム一番乗りとなる完封勝利で11勝目を挙げた。1点リードの7回には、中谷が12号2ランを放ち、力強く援護した。首位広島が敗れたため、前日3日に消滅した自力優勝の可能性が復活した。試合後の金本知憲監督(49)の談話は以下の通り。

 -メッセンジャーが最高の投球を見せた

 金本監督 広島戦でリリーフがフル回転だったので、「できれば、完投してくれ」と。本当にしてくれた。よく約束を守ってくれた。

 -9回も行かせた

 金本監督 完封がかかっているし、昨日、ドリスも30球ぐらい投げている。今日は1人でいってもらおうと。

 -どこがよかったか

 金本監督 すべてよかった。梅野が内外、上下、緩急をいろいろ使って、よくリードしてくれた。

 -厳しく指導している中谷も2ラン

 金本監督 優しく育成していますよ(笑い)。1点勝っていましたし、バントとか右打ちも頭にあったが、思い切っていかそうかなと。レフトに引っ張ってくれて、ナイスホームランでした。

 -前日の粘りが出た

 金本監督 昨日も勝てるに越したことはなかったが、負けなかったことを評価したかったし、選手が昨日の気持ちをそのまま出してくれて、本当によかった。

 -次は秋山

 金本監督 リリーフ陣は夏場で疲れている。秋山には明日も完投してほしい。