楽天のドラフト1位ルーキー藤平尚真投手(18)が、本拠地初登板で6回4安打2失点、5奪三振と最低限の仕事を果たした。

 初回から持ち味の速球で押す投球を披露。2回、2死から根元に二塁打、中村の適時打で1点を奪われたが、4回以降は決め球にフォークを投じるなど目先を変えた。「自分が思っていたよりもフォークをしっかり投げ込めましたし、三振が取れたのはよかった」。6回1死二、三塁から角中に適時打を許したが、6回102球を投げきった。

 本拠地での初登板初勝利はかなわなかったが「ファンのみなさんの声援がすごく力になりましたし、投げやすかったです」と、ホッとした表情で振り返った。