ロッテは二木康太投手(22)が4安打1失点完投し、連敗を3で止めた。8回に1点を失い、投球数は115だったが9回の続投を志願。最後はこの日最速の146キロ直球でウィーラーを三振に仕留めた。

 開幕4連勝から一転、5連敗中だっただけに「久しぶりでした。最後はすっぽ抜けて格好悪かったけど(結果は三振で)よかった。ホッとしました」と笑顔を見せた。フォーク、スライダーの変化球がさえ、9三振を奪った。3回1死一、三塁のピンチも、フォークで連続三振を奪い、切り抜けた。

 2試合連続で救援陣が打たれていた。チームを救う完投勝利に、伊東監督は「よう投げてくれた。若干後ろが不安だけに。完璧な内容。フォークも効果的だった。今までいい投球しても勝てなかったが、完投は次につながる」とプロ4年目の右腕をたたえていた。