佐倉はあと一歩で3年ぶりの日本一に届かなかった。

 3回までに5点をリードされたが、4回に度会隆輝(3年)の右翼席への2点本塁打で反撃開始。3点差で迎えた最終7回には諸隈惟大(いっと、3年)の右翼席へ2点本塁打が飛び出し1点差。さらに2死二塁と攻めたが、最後は返れば同点となる走者が内野安打で三塁を大きく回って戻るところを相手のうまい中継で刺されてゲームセットになった。

 松井進監督は「本塁打2本出ましたし、よく頑張ったと思います」と、最後まで粘った選手たちをねぎらった。優秀選手賞を獲得した西川僚祐主将(3年)は「悔しいです。終わり方も。打って勝てるはずが、走塁や守備のミスがでてしまった。でも楽しく試合はできた。僕らにはまだジャイアンツカップ(14~18日)が残っているので、1人1人が意識を高くもってやりたい」と、次に目を向けていた。