虎の守護神ドリスがみそぎのマウンドさばきで藤川、呉昇桓(現カージナルス)以来、虎史上3人目の30セーブを記録した。3点リードの9回に登板。1番坂口に遊撃内野安打を許したが、2番山崎は156キロ直球で二ゴロ。1死一塁からは3番バレンティンを再び156キロで注文通りの遊ゴロ併殺打に仕留めた。

 「今日は負けていても勝っていても、100%行こうと準備をしていたよ。昨日負けて悔しかったからね」。20日中日戦でイニングまたぎを今季初解禁し、2イニングを無失点投球。いよいよリミッター解除かと思われた矢先、前日22日ヤクルト戦は体調不良で登板することができなかった。それだけにこの日は名誉挽回のマウンドで気合十分だった。最多セーブ争いを独走中の右腕がいないと、やはり虎の大逆襲は始まらない。