中日岩瀬仁紀投手(42)が復帰戦で手痛い1発を浴びた。3-1の7回に登板したが、先頭に四球、続く松山に同点2ランを浴びて降板した。志願して2軍再調整に入り、20日ぶりに昇格したばかり。現役最年長の厳しい戦いが続く。

 「一番最悪でしょう。(制球)ミスしている。先頭を四球で出した時点で間違っている。ブルペンではよくなっているのに、マウンドで出せていないのが歯がゆい。自分の思うような投球ができていない」。反省と悔しさをにじませた。

 今季50試合目。完全復活を印象付ける4年ぶりの「大台」を飾れなかった。森監督は「上にいる以上はこれからも当然そういう(厳しい)ところで行く」とハッパをかけた。

 左腕不足や谷元の不振もあり、通算404セーブ左腕はセットアッパー格として位置づけられる。「そのつもりでやってきた。切り替えは難しいけど、切り替えてやっていくしかない」。去就はまだ公言していない。今は目の前の試合に集中している。【柏原誠】