ヤクルト大松尚逸内野手(35)が胴上げを阻止する同点打を放った。2点を追う7回2死二、三塁で代打で登場。2球でカウント0-2と追い込まれるが3球目をしぶとくはじき返し、一、二塁間を破る2点適時打を放った。試合を振り出しに戻し、8回には奥村が決勝の犠飛を放つなど粘り強い攻撃の口火を切った。

 大松は「1本出て良かったです。負けたら胴上げを見ないといけない。チームのみんなも見たくないという意地じゃないけど、気持ちがアウェーの中でしっかりと仕事ができた。何とか当てれば何かある。1本出て気持ちが楽になったし、良い方向にいけばいい」と一打を振り返った。