広島が37年ぶりの連覇を達成した。段違いの攻撃力で、他チームを圧倒した。試合後の広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 <優勝インタビュー>

 -優勝おめでとうございます

 緒方監督 ありがとうございます! 

 -宙を舞った気持ちは

 緒方監督 この甲子園球場というのは、自分のプロ野球選手としての第1歩目のグラウンドでした。その思い出がつまった甲子園球場でこうして胴上げをしていただいて、本当にうれしかったです! 心からうれしかったです!

 -2年連続で舞った

 緒方監督 あのー、昨年25年ぶりに優勝して本当に広島のファンの方、心から喜んでもらえて、そして優勝パレードでファンの方とそして選手と素晴らしい時間を過ごした、あの光景をもう1度今シーズン味わいたいと思って、選手は本当に半端なく頑張ってくれました。

 -優勝への日々は

 緒方監督 本当に今シーズンは昨年の優勝という、いい経験をして力をつけて、選手たちは本当に開幕戦から頑張ってくれました。開幕戦こそ勝てなかったですけど、10連勝という最高のスタートダッシュを切ってくれて、そして交流戦では貯金も出来たし、苦しい時期もありましたが、選手は本当に一気にラストスパートをかけてくれて、力の差を本当に見せてくれました。本当に頼もしい選手達です! 

 -成長を感じた

 緒方監督 本当に成長したと思います。そして何よりも選手達を助けてくれたのは、ファンの方の、このピンチの時もチャンスの時も本当に熱い声援をくれて、本当に勇気づけてくれて、ファンと共に戦えた、選手に本当に力を送ってくれたと思います。

 -逆転のカープと言われて

 緒方監督 諦めないです、うちの選手は。本当に最後の最後まで全力で勝負して全力でプレーしてくれる、本当にベンチ全員でそういう意識で、やってる姿がやはり今シーズンの戦い方だったし、また勝ちパターンだという風に思っています。

 -赤松、鈴木のこともあった

 緒方監督 本当にけがした選手が一番悔しい思いをしていると思います。ただチーム的にはピンチだったんですけど、そのピンチを若い選手がチャンスだと思って、本当に何人も活躍してくれたし、その活躍がチームの勝利にもつながり、またその勝利が勢いになって、チームの底上げというところにもつながって、本当にいい戦い方ができました。

 -王手をかけてから

 緒方監督 本当にあとひとつというところまで来たんですけど、台風で。やっぱり僕らは1試合でも早く優勝を決めたいという風に、今日絶対勝つんだと、そういう気持ちでプレーしてきましたし。このしびれるようなね、試合展開で、最後よく中崎がゲームを締めてくれましたし。ご苦労さん! お疲れさん! 頼もしいやつらだ、本当に。

 -ファンへ

 緒方監督 今日甲子園球場に集まってくださった皆さま、そして広島の皆さま、全国のカープファンの皆さま、本当に応援ありがとうございました。チームが苦しい時も今シーズン、チームと共に戦っていただき、共に勝ち取った優勝という風に思っています。ありがとうございます!