日本ハム大谷翔平投手(23)が、うっかりミスを犯した。

 1点を追う5回。先頭で右翼線へ二塁打を放った直後のプレーだ。27日オリックス戦で、つりかけた左太もも裏の状態も問題なく、二塁ベースへスライディングした。やや際どいタイミングながらセーフとなり、華麗に立ち上がると、ベース上で両手を腰に置いて、チームメートが陣取る三塁ベンチ方向を見てニンマリ。しかし、ベンチ内では三塁へ進塁を促していた。

 この時、楽天守備陣の中継プレーが乱れていた。右翼からの送球は三塁側ファウルゾーンを転々。カバーする選手もなく、大谷が素早く気づいていれば、三塁へ進めた可能性が高かった。ニンマリの表情から一転、ボールの行方を探した大谷だが、時すでに遅し。進塁できなかった。

 場内の大歓声もあり、ベンチや三塁コーチャーの白井内野守備走塁コーチ兼作戦担当の声も届かなかったとみられる。

 その後、1死二塁の場面でレアードが痛烈な左前打も本塁突入は出来なかった。結局、この回は2死満塁まで攻め込んだが得点することが出来なかった。