中日がまた神宮で逆転負けを喫した。

 プロ初登板の寺島から4回まで5点を奪いKOしたが、大野雄大投手(29)がピリッとしない。

 3回にバレンティンに3ランを浴びるなど、取っては追いつかれる展開になり、寺島に黒星をつけられなかった。

 大野は7回5失点(自責4)。バルデスに次ぐチーム2人目のシーズン規定投球回に到達したが「喜べない。ビッグイニングを作る前に修正しなければならなかった」と反省するしかなかった。

 同点の8回は2番手祖父江が2四球などで満塁とされ、決勝点を許した。

 思い起こされるのが7月25日からの神宮での3連敗。合計31失点と「投壊」した。大野が先発した2戦目は10-0からの歴史的逆転負け。大野が好投から一転して崩れ、7回、8回で追いつかれた末に延長戦でサヨナラ負けしていた。