DeNAが延長で競り負けた。

 4位巨人が先に敗れたため、勝てばCS出場に王手がかけられたが、延長10回に6番手の田中健二朗投手(28)が4失点。

 打線は5安打で宮崎の14号ソロによる1点に封じられた。

 ラミレス監督は「投手陣はよくやってくれた。打線が打てなかった。初登板の投手(広島藤井皓哉)でさえも。打つ時もあれば打たない時もある。結果は変えられない」と振り返った。

 0-1で迎えた3回1死一塁から一塁走者の倉本がスタートしたが、二塁で刺された。この場面ではランエンドヒットのサインを出しており「サインミスではない。カウントが1-1で投手がストライクゾーンに投げてくると思ったが、投げてこなかった。高めのボール球であり、打者の桑原は打つ必要がない」。好機を逃した場面を説明した。

 2位阪神が勝利したため、初のCS本拠地開催は消滅した。ただし、4位巨人も敗れたため、CSの出場権に向け、有利な状況は変わらない。「絶対CSに行く。相手より内なる自分に勝つことが必要だ」と気を取り直していた。