阪神ジェイソン・ロジャース内野手(29)が近日中に帰国することが3日、発表された。前半戦終盤の打撃不振から、緊急補強で加入。7月21日のヤクルト戦では1試合2本塁打を放つなど好発進したが、その後は低迷。9月26日に2度目の2軍降格となり、CSの構想から事実上外れていた。「短い期間でしたが、日本でのプレーは私にとって非常に素晴らしい経験でした。甲子園だけでなく、どの球場に行っても、阪神ファンの応援は情熱があり、私はその応援を愛していました」。途中加入ながら、パンダの愛称が虎党に浸透していた。40試合に出場し、打率2割5分2厘、5本塁打に終わり、今季限りの退団が濃厚だ。

 すでにエリック・キャンベル内野手(30)も帰国しており、今季獲得した外国人野手は不在になった。これで2年ぶりのCSは、国産打線で臨むことが確定。この日1軍の野手は自主練習だったが、30歳以下の若手全員が甲子園に集合。高山や大山らが走り込んだ。今季結果を残せなかった若虎は中日2連戦がCS出場へアピールの場になる。