日本ハムは5日、武田久投手(38)の退団が決まったと発表した。

 今季は1軍で7試合に登板したが、近年は両膝を手術するなど、思うような成績が残すことが出来なかった。今後は他球団で現役続行を目指す。

 球団を通じて「ファイターズにドラフトで指名してもらい、プロ野球人生のスタートを切ることができました。いろいろな人との出会いがあり、支えてもらいました。ファイターズのお陰で、今の自分があります。とても感謝しています。入団から15年間、ファイターズのファンの皆さんには背中を押してもらい、勇気をもらいました。走者を背負っての投球が多かったですが、粘れたのはその声援があったからこそだと思っています。中継ぎ陣の中で、名前がコールされた時の声援は、僕が一番大きかったです。人生の宝物です。今後はNPBの他11球団でのプレーを目指して、練習を続けていきます」と、コメントした。

 通算成績は534試合登板で31勝30敗167セーブ107ホールド、防御率2・61。セーブ数は歴代10位、ホールド数は同21位。06年最優秀中継ぎ投手、09年と11年、12年には最多セーブ投手を受賞している。