エースの飯田晴海投手(4年=常総学院)が、トルネード投法を初披露。国学院大を6安打7三振。初完封で今季3勝目を挙げた。東洋大は勝ち点を3に伸ばし、亜大と並び首位に立ち、優勝は最終週、亜大との直接対決に持ち込まれた。

 飯田のトルネード投法へのきっかけは試合前、ピッチング練習中でのこと。高橋昭雄監督(69)の「トルネードで投げろ」の一言だった。突然のアドバイスにも、即座に対応した。

「最近は連打を打たれての降板が多かった。投げ急いでバッターのタイミングに合わせてしまっていたんです。でも、今日はいい間ができて、自分のタイミングで最後まで投げられました」と、手応え十分。

 春、秋連覇は、エースの復調にかかっていた。これで、戦力は整った。高橋監督は、「やる以上は連覇したい。堂々と戦いたいですね」と、最終戦へ向け意気込んだ。